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スタッフの想い
飯塚二三男
この仕事をするきっかけを教えてください
私の父が瓦の製造業をしていることもあって、この仕事がごく自然な流れでした。当時他の深谷の瓦製造業者は、ほとんどが製造業から工事業への転換を図っており、私も工事業の専門学校を経て、飯島さんのところへお世話になりました。それも父が先代の社長と面識があり、飯島さんのところが仕事の質と量の面を考慮すると、一番為になるだろうと言うことで決まりました。
当時は日本が高度成長時代にあり、上棟から工事まで数カ月かかるといことはよくあることで夜中まで作業時間が及ぶことがありました。今ではいい思い出ですが、それなりに気が張り詰める場面が結構ありました。
やってみて感じたのは夏の暑さと冬の厳しさですね。ただ春と秋は気候がよく、屋根の上は見晴らしもいいので最高です。特にそよ風が吹く春の天気のいい日はそのままバーベキューに行きたいくらいです。
入社して実際の感想をお聞かせください
一言でいって、仕事に厳しいです。屋根工事業者の皆さんもそれぞれ仕事にこだわっている方が多いですけれど仕事の厳しさは特筆に値します。特に瓦をまっすぐ葺くことと、平らに葺くことに関してはこだわっていると思います。
社長に直すよう指示を受けることがありますが、そこまで拘るのか、といまだに感心する場面があります。
一番うれしいのは「きれいに仕上げていただいてありがとうございました」と施主様に喜んでいただける時です。こういう風に分かっていただけることが何よりです」。と言うのは、きれいに見えるのはそれだけ手間をかけて「真っすぐ」と「平ら」を心がけているからであって、欲を言えばもっと多くの方にそういったことを解かって欲しいと思います。
また、神社やお寺など特殊な屋根を手掛ける機会に恵まれますので、その点では仕事をしていて遣り甲斐はあります。ただ、一棟ごとに屋根の仕上がりは隅のてり具合や勾配の変化の仕方など違いますから緊張の連続です。
仕事で心がけていることはなんですか
やはり、瓦をまっすぐのそして平らに葺くことです。屋根工事業者として一番難しいことでもあるのでこのことにはこだわりを持って取り組みたいと思います。これは仕事の基本でもあるのですが奥が深く、もうこれでいいということが絶対にないので一生の課題かなと感じています。
それと、もう一つは後輩を育てることです。自分なりにこの仕事を30年以上続けてきて学んだことがあります。社長から学んだことに加えて、そういったものを後輩に伝えて行ければ自分としても張り合いが持てると考えています。
それも含めて、これからもいろいろ勉強したいと思います。
これからの目標を教えてください
より一層、施主様に喜んでいただけるような仕事を目指して頑張りたいと思います。
取材:高岡秀樹