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施工例

深谷市 和型・燻し瓦の神社新築工事

タイトル

和型・燻し瓦の神社・新築工事

オーソドックスな和型燻の瓦を使っ
て、曲線を描く屋根に挑戦しました

深谷市

神社はお寺の本堂などに比べると、小さい屋根の上で曲線を
表現する必要がある所に難しさがあります。

今年も神社・仏閣の工事に携わらせていただくことができました。本当に幸せなことだと思います。神社・仏閣の建物の特徴は屋根が平らではなくて、曲線を描いていることです。一般住宅と異なり、平らな屋根ではない為の難しさや、特殊な役物を使いこなすところに難しさがあるわけですが、その基本になっているのは平らな屋根を、平らに葺きこなすことだと思っています。これがあって初めて、曲がった屋根の美しさを引き出すことができるのではないかと今は考えています。

曲がった屋根にもまっすぐの部分はあります。桟瓦の通りはまっすぐではなくてはなりませんし、棟も平らに積まなくてはなりません。こうしたまっすぐの線をまっすぐに表現するからこそ、曲線が引き立つのだと思います。まっすぐと平らはまさしく日々の仕事の基本。何事も日々の鍛錬こそが大事なのではないかあと、思っています。

お仕事を任せていただいた工務店の皆様、氏子の皆さま本当にありがとうございました。

神社の屋根は曲線の連続。瓦を葺く前の屋根の様子です。

瓦を葺く前の屋根の様子
担当者

この神社の屋根の基本は切妻屋根ですから、普通のお住まいの屋根で最も単純な形状であれば2面で完成します。

ところが、神社のような建物では使う木材自体が曲線を描いていたり、美しい曲線を描くために場所によっては段差を設けたりします。

しかも、屋根の大きさや屋根勾配によって建物ごとにそのさじ加減が異なります。

それを躯体工事を担当される方々がそれまでの経験によって、全体を調整して行くことで1棟の神社が出来上がって行きます。

その中でも屋根は大きな見せ場の一つですから、私たちの責任は重大で、工事にあたる際には気を引き締めて臨みます。

私たちの守備範囲は屋根。美しい屋根の仕上がりに全力を注ぎます

蓑甲
担当者

神社が仕上がって行くまでには様々な工程があります。私たちが担当するのはその一部です。建物の形が決まって行くまでには、氏子の方々と工務店の間で様々なやり取りがあって詳細が決まって行きます。

従って、その結果、形になって行く屋根をいかにご要望にそって仕上げて行くかが私たちの腕の見せ所になります。

結局、そのための引き出しをどれだけ持っているかが勝負の分かれ目になってくるように思います。そのためにも色々な経験を積んで行くことが一番大事ではないかと考えています。毎日が勉強です。

工事が始まりました !

瓦上げ

瓦上げから工事がスタートです。

通常はトラックに積んだ瓦をトラックから直接瓦上げ機で屋根に上げるのですが、今回はトラックが屋根のすぐ下まで入れないので、レッカーで一度建物の近くまで運んでおき、そこから瓦をあげることになりました。

工務店さんのご配慮でレッカーを使わせていただきましたが、瓦1枚は大した重量はありませんが、千枚まとまるとかなりの作業量になります。

やはり、一棟の建物を完成させるまでには色々な職種が携わることになりますが、チームワークが大事さを痛感しました。ご配慮いただきまして本当にありがとうございました。

本殿側の面の平葺きにとりかかります

蓑甲の下地調整
右の蓑甲を付け始めます。貫を打って、蓑甲の勾配を調整します。
切隅の取り付け
切隅を付けました。
掛唐草の分類
掛唐草のクセごとに分けておき、使いたい場所ごとに配置しておきます。
南蛮漆喰の利用
掛唐草には通常の泥ではなく南蛮漆喰を使いました。
掛け唐草の付ける順序
下から順番につけて行きます。
掛唐草をあたる場合もあります
掛唐草のクセごとに分けておき、使いたい場所ごとに配置しておきます。
蓑甲の付き具合
掛唐草はまっすぐ付いて見えることが理想です。
桟瓦を葺き始めます
桟瓦を葺き始めます。丸を固定するための針金が釘打ちしてあります。
まっすぐに丸を引きます
丸を引きます。もちろんまっすぐに挽くことが大事です。
蓑甲の付き具合
左の蓑甲を付けました。
南蛮漆喰の置き具合
桟瓦を葺丸を引くための南蛮漆喰を置きます。この置き方が仕上がりを大きく左右します。
本殿側の屋根が完成しました
丸が2本引き終わりました。本殿側の面が工事完了しました。

向拝の工事

向拝の前の側まで平葺きが終わりました
向拝の前の側まで平葺きが終わりました。向拝の工事に取り掛かります。
切隅の取り付け
蓑甲が付け終わりました。この後は前の側同様に唐草を付けて桟瓦を葺きます。
掛唐草の分類
向拝の平葺きを進めます。
向拝の前の側まで平葺きが終わりました
左の蓑甲が付け終わり、唐草から桟瓦に取りかかります。
切隅の取り付け
向拝の後の平葺きです。

大棟をとります

台面を積む南蛮漆喰を置きます
大棟の台面を積む下地を置いて行きます。この置き方で平らに棟を積めるかがほぼ決まります。
台面の熨斗は割らずに使います
台面の熨斗は割らずに使い、反対面の屋根の熨斗との隙間がほとんどないので、雨にも強いです。
2辺目を積みます
2辺目も同様に熨斗を割らずに使います。
3辺目を積みました
3辺目を積みます。この段以降、最後の段の熨斗を積んで開きがゼロになるように計算してあります。
神社などの棟は全ての熨斗同士を銅線で緊結しています
3辺目を積んだところを上から撮影しています。神社などの棟は全ての熨斗同士を銅線で緊結しています。
4辺目を積みます
4辺目以降は3辺目も同様に摘んで行きます。今回は鬼際で少し通じ(隙間)を取って鬼際を少し上げています。
7辺目まで積み増した
7辺目まで積み増した。大分棟の雰囲気が出てきました。
7辺目を積んだところを上から撮影しています
7辺目を積んだところを上から撮影しています。大分熨斗同士の空きが少なくなってきました。全ての熨斗は銅線で緊結しています。
7辺目を積んだところです
7辺目を積んだところです。鬼際は通じをとって少し上げていますが、真ん中の部分は平らに積んでいます。何辺摘んでも平らなままになるようにしています。

 

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